こんにちは、ナツキです。
四季報が大好きな私ですが、たまに面白そうだなって特集の週刊誌や雑誌を読んでみることにしています。
「週刊東洋経済」もよく読むんですが、

ナツキ
東洋経済さん(東洋経済新報社)に傾倒しすぎている・・?
って気になったので、たまには違う週刊誌を読んでみました。
特集が「鉱物大争奪戦」で面白そうだった「週刊エコノミスト2026年 5/19・26合併号」です。
内容を私なりにまとめてみました。
今、鉱物資源が熱い理由
今、鉱物大争奪戦と言われるくらいに鉱物資源の世界需要が高まっているそうです。

ナツキ
ニュースでも「レアアース」とかよく聞く気がする!
この世界需要の高まり、金とそれ以外の鉱物で理由の違いがあるというのがこの雑誌を読んで分かりました。
どういう理由の違いかというと、
・金・・宝飾品と投資需要で価格高騰
・金以外・・全体的には半導体・AI・EVなどの先端産業向けに需要が拡大。ものによっては地政学的なリスク要因での価格高騰も。
という違いです。

宝飾品のイメージがあった銀やプラチナも60%以上が産業向けに利用されているそうです。
理由の違いはあれど、需給がひっ迫して価格が高騰して取り合いの様相を呈しているのはほとんどの鉱物資源に共通しています。

ナツキ
まさに「鉱物大争奪戦」
鉱物資源の世界は中国が強い
特集は、それぞれ金の情勢はどうか?銅やプラチナはどうか?という形で、資源ごとに記事が分かれていたんですけど、
どれもこれも中国が強い!
というのがまず強烈に印象づく内容です。
中国は自国で産出するのも多いですが、産出量が少なくても精錬量でトップという鉱物も多い。
例えば、銅はチリなどの南米で多く産出されており、産出量の4割を占めていますが、精錬量は中国で世界の6割を占めるといった具合です。
それぞれの鉱物資源の現状
では、ここからは私が特に気になった鉱物資源3つをピックアップして内容をまとめていきます。
銅:景気を映す鏡
まずは、その相場が「景気を診断する医者」とも言われる銅です。
私たちの生活では10円硬貨が一番身近な銅と言えますが、実はこの10円硬貨9.5円分の銅でできているそうです。

そのうちに10円以上の価値になるのではないか?と言われるくらい、銅の価格は上昇しています。
理由は2つあって、1つは銅鉱山の供給不足。
鉱山の老朽化で産出量が少なくなったり、低品位化しコストがUPしていることです。
もう1つの理由が、やはり需要の拡大。
半導体やAIデータセンターの建設拡大・EVの普及により、材料としての需要が高まっていることです。

ナツキ
産業用の需要が多いから「景気を映す鏡」なんですね!
無い無いと言っていてもしょうがないので、各国新山の開発やリサイクルに力を入れているのが現状です。
ちなみに、私の大好きな銘柄:JX金属(銘柄コード:5016)は銅山を複数所有しています。
この特集を読んで、ますます成長していくんじゃないかな?と思いました。
金:米ドル不信から人気と需要がUP
続いて、他の鉱物と違い産業用ではなく、投資や宝飾品など安全資産としての需要増で高騰している金についてです。

ナツキ
私も宝飾品の金は大好き♪
「安全資産として」というのは、地球にある総量が決まっていてそれ自体に価値があるし、いざという時に換金できるから?と単純に思っていました。
ですが、それ以外にも近年では「米ドルに代わる資産」として需要が高まったという内容に納得。
どういう事かというと、米ドルは基軸通貨として世界中で最も多く使用されています。
その為、これまではとにかくドルを買っておけば安心、という風に考えられていました。
しかし、最近は関税や戦争への関与などで米国が政治的に不安定視されることが多くなっており、米ドルへの不信感が高まっているんです。

ナツキ
米ドル以外の安全資産としての需要が金の価格を押し上げているんですね!
実際に、各国の中央銀行では米ドルと金の持ち高は逆転して、金の持ち高の方が現在は高くなっているそうです。
レアアース:やっぱり気になる話題の鉱物
最後に、この雑誌を手に取った時に一番気になっていたレアアースです。
そもそもレアアースって何?レアメタルとどう違うの?という初歩的なところからなんですが・・

超簡単な図解だと上の図のようになります。
レアアースはレアメタルの内の17元素の事で、希土類と日本語で表記されます。
「レア」というのは、地球上に存在している量が少ないという事ではありません。
あちこちの土に含まれているけど、鉱石のようにたくさん集まっておらず、抽出するのが大変だから「レア」なんだそうです。
レアアースは、生産の7割・分離や精製の9割を中国が行っています。
先日「中国からの輸出規制強化」の報道が出ていましたが、レアアースは
- 電気自動車
- スマートフォン
- 半導体
- 防衛装備
- AI・データセンター
など様々な製品・用途に使用されており、中国に次ぐ需要国の日本では大きなニュースになっていました。

ナツキ
レアアースは政治的な交渉のカードとしても強い影響力がある鉱物になってしまっていますね・・💦
日本でも海底泥からのレアアース産出が少し前にニュースになっていましたが、そういう技術を高めていって少しでも他国依存率を減らせると良いなと感じました。
読了の感想まとめ
今回、「鉱物大争奪戦」特集を読んで、分かったことをまとめると
・鉱物資源では中国が強い
・金は、宝飾品と投資需要が原因で価格高騰
・金以外の鉱物は、先端産業向けに需要が拡大していることと地政学的なリスク要因で価格高騰
・地政学的なリスク要因を避けるため、各国で他国に頼らない調達ルートを確保する動きがある
・日本は鉱物資源の産出は少ないが、需要は多い
・鉱山からの産出がなくても、都市鉱山からのリサイクルが可能な鉱物資源が多い
特に、6つ目は日本のリサイクル率が欧米に比べて低い事が指摘されていて、期待したい内容でした。
欧米では概ね50%ほどのリサイクル率なのに対し、日本は23%ほどしかないそうです。

ナツキ
逆に言えば、日本は都市鉱山からの「産出」がまだまだ期待できるって事ですもんね!
注目銘柄も掲載されていましたので、銘柄分析の候補としてしっかりチェックしました。
なぜ鉱物需要が高まっているのか、どんな資源があるのか等がとても詳細に書いてあって読みごたえがある特集でしたので、気になる方はバックナンバーを探して読んでみてくださいね。
